因幡・大茅スキー場から沖の山山行

大茅スキー場前にて  中国道の作用JCTから鳥取道(工事中:途中まで無料開通)の大原ICを出て、西粟倉村の大茅スキー場へと走る。
 スキー場から若杉までの除雪済みを願っていたが残念。

 スキー場前で装備を整え、自然歩道を若杉目指して進む。
 歩道の両側には良く手入れのされた、樹齢50年?以上の杉林が美しい。
 歩道を進むにつれて積雪も多くなり、ワカンを装着し、先頭を交代しながら順調に進む。

急な尾根を登る  若杉の東屋まで、もう一息の所で踏み跡が突然消える。
 良く見ると左手の杉林の中から下山したとみられる、スノーシュの跡がある。
 リーダーがこのままラッセルをしながら進むより、踏み跡を頼りに尾根道を登る事に決める。
 急登続きであるが、植林と雑木間の尾根で、道も判りやすく薮もない。登るに従い段々ブナの木が多くなる。

なぜか銅像と灯籠が  1140mピークで休憩を取り、後ろを振り返ると目の前にダルガ峰・駒ノ尾山等の後山連山が雪に覆われ、美しい。
 最後の急斜面を登ると、県境稜線であるが目指す沖ノ山は、まだ遥か遠くに見える。

 緩やかな広い稜線をルンルン気分で歩いていると、突然目の前に銅像と立派な灯篭が現れる。
 銅像は雪の中で腰まで埋もれ寒そうである。
 この山の持ち主だったのだろうか・・・石碑には

 「沖ノ山、泉わきでる大井谷、智頭の町、みまもる千代川」
 と自作の句が添えられている。
 山の上から何時までも下界を眺めていたかったのだろうか? 何れは山のゴミになるのでは・・・。

沖の山頂上  ブナの古木を見ながら快調に進み、最後の急登を登ると沖ノ山(1318.2m)の山頂着く。
 三角点・標示板は雪の下か?見当たらないが、大きな木の枝に沖ノ山と書いた小さな木札が掛けられていたので、全員で記念写真を撮ってからゆっくりと昼食をとる。
 食事を済ませ、下山する前にリーダーが、あの山は東山、その奥が氷ノ山、等々周りの山名を説明してくれる。

ブナの尾根を進む  下山は登って来たトレースを辿り、快調に自然歩道まで下山したが、駐車場までの歩道歩きが、長く感じた。

 早速車に乗り込み、近くの「黄金泉」で汗を流し、稲美町へと帰路する。

 今回の雪山ハイクは積雪も1m程あり、展望も良く快適な山行で、良い源泉にも入浴出来、有難うございました。

 山行日:2011年3月6日(日)

第1日目 稲美町5:00⇒加西IC中国道⇒鳥取道大原IC⇒西粟倉大茅スキー場7:00→若杉東屋手前8:40→1140mピーク9:40→県境稜線10:10→ブロンズ像前11:00→沖ノ山(1318,2m)11:50(昼食)→復路・県境稜線分岐13:00→林道14:30→駐車場15:35⇒黄金泉入浴16:00⇒稲美町18:35
参加者
 CL榎本・SL澤井・大西真・菅・深田・石井・盛本・塚田(記録) 計8名