奥美濃の薮山、野伏ヶ岳 残雪山行

白山中居神社  稲美町駐車場を予定通り9:00に出発。
 東海北陸道、白鳥ICから156号を走り,道の駅白鳥でテントを設営して仮眠となるが、寝酒の宴が盛り上がり2:30に就寝。

 5:15起床 朝食を済ませ6:10、白山中居神社に向け出発。
 檜峠を越えて、ウイングヒルズスキー場前・石徹白を通り、大杉のある白山中居神社前の駐車場に着く。
 駐車場は満車でスペースを捜していると榎本さんの知人の川崎さん一行と出会う。
 何とか駐車し、身支度を整え出発。

野田牧場跡  駐車場から石徹白川にかかる大進橋を渡り、林道を進む。
 林道は積雪が残っているが、トレースも有り、快調に進む。
 途中から林道を離れ、杉林の中の急斜面を登る。
 高度が上がるほどに展望が開け、石徹白から白山への縦走路の山々が見えてくる。
 尾根筋を登り、和田牧場跡に上がると一面に雪原が広がる。
 目の前には堂々とした三角錐の野伏ヶ岳とその横に薙刀山が見え、雲ひとつ無い青空に真っ白の山々が浮かび上がって綺麗だ。

 此処で、薙刀山に向かう川崎さん達と再会し、記念撮影。

ダイレクト尾根を登る  その後私達は、野伏ヶ岳に向う。
 進行方向にダイレクト尾根が見えてきた。
 無雪期のダイレクト尾根はヤブで、積雪期のみ登ることが出来るそうです。
 潅木の中を登り、ダイレクト尾根に出る。
 急斜面で、休憩をとるにも風が強く、寒くて休めない。

 雪庇を乗り越え、北東尾根との合流地点に出る。
 そこを過ぎると野伏の山頂を目指して一気に登る。
 雪庇に亀裂が入っているので、雪庇に寄らないよう注意しながら登り、山頂に到着。

白山をバックに野伏ヶ岳頂上にて  山頂は360度の大パノラマ。石徹白から三峰~別山~白山へと続く山々、南には大日ヶ岳、北西には赤兎山・大長山・経ヶ岳、西には荒島岳。
 また、遠くには御嶽山・乗鞍岳・穂高連峰など、見飽きない。
 風が強く、スコップを持って来ているので、風除けの穴を掘るべきだが、手間を省くと寒くて長居は出来ない。
 昼食もそこそこに下山する。

頂上の参加女性陣   登ってきた急勾配の尾根を、走るように下る。
 私を含め3名はダイレクト尾根から潅木の中のルートとの分岐も快調に行き過ぎてしまい、池の淵を歩いて登山道に戻る。
 猛スピードで下山した1名と連絡が取れないので、念のため和田牧場跡手前で、待機組と池まで戻る組に分れ行動する。
 此処で1時間程経った頃、無事駐車場まで下山していると連絡あり、急いで下山する。
 色々ハプニングが有りましたが、白山中居神社に予定通り15時過ぎに帰着。

 山行日:2011年4月9日~10日

 第1日目 稲美町21:00→山陽道・中国道・名神・東海北陸道、白鳥IC→道の駅白鳥25:00(泊)
第二日目 道の駅白鳥6:10→檜峠→石徹白→白山中居神社6:45 7:00→和田牧場跡9:00→野伏ヶ岳(1674m)11:00 11:40→和田牧場跡→白山中居神社15::10→満天の湯→往路を帰る→稲美町22:15
参加者
 CL榎本・SL澤井・塚田・菅・深田・前田・石井・西川(記録) 計8名