飛騨高山・高原川支流沢上谷(イワナ) |
車2台に分乗して東加古川駅をPM8:00に出発、途中で慎吾さんと秀樹さんを乗せ奥飛騨の沢上谷のテン場を目指しました。 沢上谷と書いて何故、ソ―レダニと読むかは解りません。 AM2:30にテン場到着、車のヘットライトで照らしテントを二基設営。 私は4年ほど前に一度来ましたがテン場は見間違える程の荒れ様で草塗れです。 設営後、床に就きました。沢音が大きかったのですがいつの間にか爆睡。皆、同じ様で6時起床が6時30分になってしまいました(よく有る事ですが)。 |
朝食はフレンチトースト。1人、最低割り当ての2枚をペロリ、とっても美味しかったです。 車1台を遡行終了点に移動後、身支度をして入渓。 テンカラは振るスペースが無い為皆みんな餌釣り?岩魚の朝食はブドウ虫かミミズ。私は稲美町、ひろみさん宅産のミミズ。早速釣れました、自分のズボンが・・・。 前を行く義晴さん、武子さんは釣れているようでした。 途中、本流を離れ、前を行く2人以外は五郎七郎滝を見に行きました。滝はスダレを流したような素晴らしい眺めで、チャレンジャーはスラブ状の滝をテラスを目指し取り付きましたが、秀樹さん以外は元の位置に滑り落ちてきました。 |
本流の戻り、岩魚を目指しましたが、私が釣るのは自分のズボンと木の枝だけ、岩魚の当たりは有りません。 雨も降りだし、私は岩洞滝の分岐で納竿。 数名は岩洞滝を見に行きましたが、私は粘り強く釣っている秀樹さんを待ちました。 秀樹さんはカメラを落したと報告に来て探しに戻りました。(粘り強く釣っていたのではないようでした) 雲水さんに事情を報告後、秀樹さんの後を追い一緒に探しましたが流れが強く見当たりませんでした。 私達2人はテン場でずぶ濡れ状態で向かえが来るのを待っていると1時過ぎやっと向かえが来ました。 そんな訳で、岩洞滝より上流の事は分かりません。 後は雲水さんの報告です。 |
岩洞滝はオーバーハングの滝で、裏側から見ることの出来る滝です。裏へ回って見ましたが今日は水量が多く迫力満点でした。 再び本流まで戻り釣り上がった義晴さんと武子さんの後を追う。雨もいよいよ本降りになりカッパを着ての遡行となりました。 先行の二人には箕谷大滝の少し手前で追いつく。聞けば10人くらいのパーティが追い越して行ったそうでイワナを諦め大滝へ急ぐ。 沢幅が狭くなり流れが一層きつくなる、突っ張りで抜ける所でひろみさんが足をすくわれ流される。止めようとした私も引きずり込まれ数メートル流されるが、岩の窪みで何とか踏みとどまり、ひろみさんを引き上げることに成功。二人とも全身びしょ濡れ。 それぞれが思い思いにルートを選び楽しい遡行です。滝の音が一際大きくなると眼前には一枚の黒い岩盤に白い布を垂らしたようなこの沢最大の箕谷大滝がその姿を現す。 音もなく滑り落ちる姿は何回見ても素晴らしい。今回は特に水量が多く流れ落ちる幅が拡がり圧倒される。 |
この滝は直登出来ないので高巻きになる。高巻きの前に腹ごしらえを兼ね少し休憩を取る。 先行パーティが先に出発し、少し時間を開けて我々も出発。 訪れる人が多くなったのか高巻きの踏み跡がハッキリ付いたようだ。しばらくの頑張りで水平道に達し尾根を越えて下降ルンゼを降る。この下降ルートは、立木に捕まりながら滑りやすい急斜面を降り、大滝のすぐ上で流れに戻るため今日のように水量が多いとスリップは絶対避けなければならない箇所である。 先行パーティにここで追いつく。モタモタしているので先に行かせてもらい最後の斜面を慎重に降り流れに降り立つ。後続に注意を促し一人一人慎重に降りきる。 ここから先は、ズーッとナメが続くと紹介され、写真にも度々登場する有名なアスファルト道路の様なナメの上を歩く。真夏ならナメ滑りを楽しめるが、今日は天気も悪く水量も多いので諦める。 油断したのか、ひろみさんがここでもスリップ、止めようとした私と義晴さんも一緒に流された。 流される方は必死に止めようとしているのだが、眺めている方は大笑い。何はともあれ怪我が無くて良かった。 |
それからもズーッとナメを楽しみながらワイワイガヤガヤ終点の橋まで遡行。 義晴さんは淀みがあれば竿を出し流れを探る。こんなナメにと思うが結構良い型のイワナが掛かる。 負けじと武子さんも竿を出すが小物ばかり、「根絶やしの○○二代目」誕生との揶揄が飛ぶ。 この沢は「岩洞滝出合から下流はあまご、大滝下まではいわなとあまご、大滝から上流はいわなが棲み分けている」と義晴さんの感想。 それからもズーッと雨は降り続き上部の二股を経て車を置いた橋に到着。下に置いた車を回収に戻るとカメラを無くし探しに降りた一典さんが雨に打たれ震えながら待っていた。 残念ながら無くしたカメラは見つけることが出来なかったそうです。 とって返し近くの温泉に向かう。昨年出来た新しい「恵比寿の湯」に浸かり乾いた衣服に着替えほっとする。 帰りもズーと雨が止むことはなく、オマケに渋滞もあり予定を過ぎて加古川に帰着解散。 天気には恵まれなかったが、岩魚やアマゴの多い沢でした。 |
第1日目(23日) 東加古川20:30−第二神明・阪神・名神・東海北陸高山西IC−丹生川町−沢上谷26:00(泊) 第2日目(24日) 泊地7:30−五郎七郎滝8:15−岩洞滝9:30−箕谷大滝10:15−二股10:40−終了点11:40−恵比寿温泉12:50−高山西IC−名神・阪神・第二神明−稲美町17:40 山行期間:2007年6月23〜24日 |
参加者 CL:雲水・義晴・慎吾・秀樹・明宏・ひろみ・武子・和代・一典(記録) 計9名 |