昨年から懸案だった大山南壁の三の沢を詰めて槍尾根に登り、剣が峰を踏むという計画を試みた。 激しい崩壊のため入山規制が出ている山域なので参加者を限定したものとなった。 雪のある春先に挑戦したいのでその下見を兼ねての山行に、明宏さんと一典さんの3名、一日では物足りないので、烏が山にも登ろうと言うことになり1泊2日の山行となった。 稲美町を5時に出発、中国道を伯耆溝口ICで降り桝水が原から大山周遊道路に入る。 蒜山までは何とか雨も降らなかったが三の沢の文殊堂に着く頃には大粒の雨が降ってきた。 暫く様子を窺い小やみになったので雨具を付けての出発となる。 道路脇の堰堤から三の沢へ取り付く。周り一面ブナなどの広葉樹の林で紅葉の見頃、晴れていたらさぞ素晴らしい景色だが残念。 火山の堆積物のため黒っぽい土壌、雨の度大きく削られるため沢山の堰堤が建設され、最上部には最大の堰堤がある。 最期の堰堤を右岸から越えだだっ広い河原に着く。晴れていれば北アルプスの涸沢のカールの様に南壁が一望できるそうだが生憎の天候で全く状況が確認出来ない。 |